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昨夜はうっすら雨模様だったものの、今度こそ晴!天気予報士も断言してるし!
と自信満々で夜中に出発、恒例の迷子もやりつつ(いや、これは鳥取県警が悪い!!)、着いた時には・・・
雨こそ降ってないものの、やっぱり、なんだかぱっとしない天気でした。嗚呼、麗しの蒼空はどこへ・・・?とある有名お天気ブログの天気予報士さん、どういうこと?
そして、めっちゃ寒かった!
それでもアラフォーのオンナふたり、でっかいカメラ持ったおばちゃんに「登るの?登って登って!撮らせて!」とリクエストされ、急斜面に挑む・・・下を見たときの、目の廻るあの怖さ!のしかかるような斜面がまだあんなに?!と感じたときの絶望感!!それでもやりましたよ。ちゃんと、上まで登りきり、日本海を望んだのでした^^v
1時間半ほど砂丘をうろついて写真を撮ったりした後、鳥取といえば植田正治さんやよね、と、前に行けなかった植田正治写真美術館へ。恥ずかしながら、この方の撮る写真を具体的に知らなかった・・・知っていたのは、あのかっこいい福山雅治さんとなにやらつながりがあって、モノクロの写真を撮って・・・てことくらい(汗; でも、行ってみたら、わぉーーー!ちょうどツボストライクな展示やってる!が、その前に、まずは植田氏の生涯を写真とともにたどっていく展示でお勉強。やらせ的写真が嫌いだった私の価値観はすっかり覆された!というより、彼の『演出写真』は、カンペキに計算し尽くされた中にある不完全さ、おかしみ、ユーモアのセンス、どれをとってもなんだかあったかくて可愛くて楽しくて。こんな昔に、今の写真好きの人たちがみんな撮ってるようなモチーフを撮りつくしてたのか!その感覚、感性がうらやましくなってしまった。
そしてわくわくの次の部屋へ。目下の展示はそのタイトルがずばり『旅する写真』。そりゃもうそそられて当然の私。そして、彼のカラー写真、視点・・・うーん、恋したかも?>m< 憧れと嫉妬とときめきと・・・いろんな感情に圧倒されつつ、へぇ、こんな風に切り取ってしまうなんて、とか、どうしてこういう風に表現したのかしらん?とか、初めてそんなこと考えつつプロの写真家の作品を見た気がする。今まで、あまりプロの写真家の作品を見たことがなかった、というのもあるけれど、そういう風に興味を持たせてくれる人を知らなかったなぁ・・・&あんまり、写真と向き合うことがなかった。
でもそういうことはさておき、とにかく楽しい美術館体験でした。田んぼや大山の借景を計算しつくした建物にも興奮しました。(安藤忠雄氏ではなかったのね、設計。高松伸氏でした。)
それにしても、大山まで足を運んだのに、牛を全く撮らずに帰途に・・・ま、雨も若干降ってきたし、寒かったし、仕方ないよね、と言い訳+慰め。
ふたり揃うと雨、またしても復活か?