21 years have gone since

Lovely, isn't she:)) / taken in September 2014

日付が1月27日に変わる前後から瞳孔が開いて意識がない。手足も冷たいし、体もわたしの手より温度が低い。シリンジでOS-1を口に入れてみたけど、飲み下す様子もない。今夜が最期なのか、と真っ暗な部屋で思い、そうだあれがある、と約3年間ホコリをかぶってたキャンドルを灯した。パリで最後の夜ご飯食べて雨まじりの中たらたら歩いてる時に見かけたお店で買ったバニラの香りのキャンドル。今ここもちょうど雨だ。耳はとうに聞こえないし、目だってもう見えてないかもしれんけど、雨の湿り気と混じった甘い香りは届いてるよね？
朝が来て、また意識は戻ってるみたい。血尿あり。9時半頃、小さな痙攣(頭だけ小刻みに震わせる)が何度もあった後、かーっと息を吐き大きな痙攣が来た。手足もばたばたさせて苦しげなあれが。泣きながら、もういいよ、ありがとうありがとう、とさすって抱きしめてたら痙攣は去っていった。今は穏やかな顔、ゆっくりとした呼吸。昏睡。 

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今、仕事に来ている。まだ帰れないけれどすることがないので、書くことにする。

12:20過ぎ、呼吸がほぼ止まる。それから10分程、1分間に1、2回急に大きく息を吸う、が続いて、完全に息をしなくなった。

今こうして書いてるのが、遠い夢の中かどこかの出来事みたいで涙も出ないのだけど。